h-moll♪diary

東京ジングフェラインという合唱団に所属する rentzの練習日記

W・A・モーツァルト

コンサートの感想♪

2007年10月13日 杜のホールはしもとで行われた、
福島章恭先生、小沢さち先生の
「魂のモーツァルトvol.1」コンサートを聴いてきました。
以下はその感想です。

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ピアノ協奏曲20番ニ短調K.466

私はニ短調は、モーツァルトにとって、運命の調とも言える、特別な調だと思うのですね。
レクイエムやドン・ジョバンニと同じといえば、雰囲気を解っていただけるでしょうか。
小沢さち先生は、ディモーニッシュでアパッショネイトでありながら、
神性を持ったCoolさを漂わせて、この曲を弾いて下さいました。
さち先生はブラームスがお好きだと、個人的にうかがっていたものですから、
もしかしたら、カデンツはブラームスのものかしら、と思っていたのですけど、
ベートーヴェンのカデンツで、本当に疾風怒涛の素晴らしい演奏でした。
3楽章が特に、息をのむ素晴らしさ。聞けて幸せです。

交響曲38番ニ長調K.504「プラハ」

福島先生の「プラハ」
くっきりとした、管と弦の対比が感じられて、
とっても新鮮な「プラハ」でした。
「プラハ」というと、ちょっとふわっとした印象の交響曲だと
思っていたのですけど、陰影のついた素晴らしい演奏でした。
清涼感のある音が、心に沁みました。

交響曲41番ハ長調K.551「ジュピター」

これは、本当に素晴らしかったです。
一楽章、第1ヴァイオリンもピシッと合っていて、一体となって美しく
全体的に調和のとれた演奏でした。
アンダンテ・カンタービレは本当に美しく、緩楽章は先生の本領発揮の
感があるほど、美しく素晴らしかったです。
(もちろん、急もお得意ですが)
終楽章は、私、本当に好きなのですけど、急の疾走感も気持ちよく
つっぱしり、また、戻って神秘性も漂わせながら、
ラストに向かって高揚していきました。
ああ、終わって欲しくない・・・なんて、考えながら。

アンコールのディヴェルティメントもやっぱり、歌うような緩楽章で
本当に、本当に、夢見るように美しい音でした。
これまた、本当に聴けて幸せです・・・。もっともっと
聴きたいです~~。

CDになるのが、とっても楽しみです(^^)

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ここからは、ちょっとパウゼ。

さち先生の、衣装はブルーの美しいブラウスとロングスカート。
シュテファン大聖堂をイメージなさったという、コーディネートで
とってもお似合いでした。

福島先生の御本は二種類、主催側が会場で販売なさっていましたが、
両方とも、会場の分は完売してしまったそうです。
CDも3枚を余すのみ。
凄いですね~~。

で、どんな御本かの、昔の画像をちょっと載せてみます♪
これは、御本発売の、去年の三月、
新宿紀伊国屋の平積みの様子。
もちろん、真ん中の売れていて、へこんでいるのが
福島先生の御本です。
20060331172541.jpg

シュテファン大聖堂での、レクイエム

福島先生のシュテファン大聖堂における
モーツァルトの「レクイエム」ゴールデン・コンサートが
2009年1月24日に正式決定されたそうです。
本当に、これは素晴らしい事です♪
日本人の指揮者および、コーラスがこのコンサートに
出演するのは、初めてなんだそうです。
やっぱり、先生は凄いお方だったんですね☆
      
ウィーンのシュテファンは私も去年12月3日の「レクイエム」
を歌った時に、訪れました。
ああ、素晴らしい体験だったなぁ~
そういえば、シュテファンに行ってて、みんな練習に遅れて、
お目玉を・・・(しまった、変な事思い出してしまった~笑)


今日は、冬のウィーンを思い出して、しばし、かの地に
思いを馳せていました。

bethoven.jpg


これは、ベートーヴェンのお墓の裏側を撮った写真です。
木の向こうにあるのが、それです。

018.jpg


こちらは、闇夜に浮かぶ、ムジクフェラインザール。

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これは、モーツァルトの眠る、共同墓地。
(今は公園墓地)

アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク

tw94.jpg


福島章恭先生指揮のCD「魂のモーツァルト」から
アイネ・クライネ・ナハト・ムジークの感想を少し
書かせていただきます。

とても、スタイリッシュで、どこまでもクリアな音楽でした。
ひとつの音符たりとも、粗末にしない先生の姿勢が
楽曲ににじみ出ています。
ひとつひとつの音符の粒立ちが美しく、こんな音からこの
綺麗な曲はなりたっているんだなぁと、新鮮な気持ちで
聴かせていただきました。

交響曲40番のような熱狂はここにはないのですけど、
泉のように澄んだ静けさが漂っています。

それにしても、弦の音ってやっぱりそろうと美しいですね~
脳のどこかのシナプシスを刺激して、
とても気持ちがいいです♪

レクイエムCDの事

「総会と音取り」の回でもお話したように、
2006年10月21日の文京シビックホールにおける、
我々のレクイエムのコンサートのCDが、キングレコードから
発売になりました♪

「福島章恭 魂のモーツァルト」

アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク ト長調 K.525
レクイエム ニ長調 K.626(ジュスマイヤー版)
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(弦楽合奏版)

指揮:福島章恭
ソプラノ横山美奈/メゾソプラノ手嶋眞佐子/テノール塚田裕之/
バリトン青山貴
オルガン能登伊津子
管弦楽:ヴェリタス室内オーケストラ/フィルハーモニー東大和
合唱:東京ジングフェライン

CDナンバー:AFCD0002

先生の美しいモーツァルトを、是非聴いてみて下さい~♪
(合唱は、熱いですけど^^;)

聴いてますと、やっぱり、その日の事を思い出しますね。
あの日は、本当に特別な日でしたけど、
演奏もかなり、スペシャルな状況でなされたみたいで
そんな所は、福島先生のCDの文にも表れていると思います。
とても、美しい文章ですし、本当の事でした。
スペシャルな方には、スペシャルな事が起こるのだと。
本当に素晴らしい演奏でした。
その様子は去年、HPの方に少し書きましたので良かったら、
お読み下さいね(^^)

それから、実は、ウィーンで歌って来たレクイエムのCDも出来上がっていて、
こちらは、私製版なんですけど、
これが、また、やっぱり素晴らしいモーツァルトで。
おととい、そのお披露目があったのですけど、
いや~~~~~
もうもう、本当に、交響曲40番、素晴らしい演奏です。
F島先生が、その前にご自分のディスクマンで、聴かせて下さったのですが
・・・。
聴いているだけで、体温は上昇するわ、意識は遥か彼方、
どっか行っちゃうし。
他の方に回さなくなくてはならないのに、私の所で大分止まってました。
すみません~~~~。

帰って来て、ずーーーっと聴いてます。40番、すごいヘビロテ状態。
それが、もう、第一楽章、凄いんですもん、本当に。すっごいcoool!です。
後、二楽章は、歌ってる~~~~オケが歌ってる。
音に乗って、たゆたっていられるのがとても気持ちがいいです。
終楽章、本番でしか聴けなかったものが、やっと今、私の前に・・・
クラリネット美しいし、低音のうなりが凄い迫力。
4つの音の作る特別な音型の所が私、好きなんですけど、
そこも、神秘的で素敵な演奏。

神秘的といったら、レクイエムも良くって。
会場で流れたら、みんな、シーンとしてしまいました。
う~~ん、幸せだな~☆
I田さんの撮って下さった写真も、みんな、素敵なのばかりで。
あの日は、私にとっては、少しばかり試練の時だったんですけど、
本当に今となってみると、素晴らしい体験だったと思います。
何にも、代え難い思い出です。

そうそう、それから、とっても嬉しいニュースがひとつ。
福島先生とピアノの小沢先生の、コンサートが決まりました。
今年の10月13日 ”杜のホールはしもと”にて、

1.ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
2.交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
3.交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
   開演は、16時予定。
ヴェリタス室内オーケストラ

いや~。期待は高まるというものです~~~~
ジュピターは倉敷で振っていらして、素晴らしいという噂ですし、
コンチェルト20番は、O沢先生カデンツァどうなさるのか
とっても楽しみ。ベートーヴェンでなさるのか、
はたまた、自作かしらとか♪

さてさて。
私は、今日これから、クレドの譜読みに入ります。
クレドはね、
これを歌う為に、私、今、生きているんじゃないだろうかという、
そんな曲です。
気功をやってから、集中いたしますわ。

ところで、福島先生のお名前の「福」の字は、本当は偏が示すという字です。
私のマッキントッシュだとこの字しか出ませんので、
使っていますが、みなさま、先生、ご容赦のほどを(^^;

おめでとうアマデウス!

bornhous1.jpg

さっき思い出しました。
今日は、モーツァルトの誕生日ですね。
もう寝ようと思っていたのだけど、
一言だけ。
おめでとう、アマデウス!
プロフィール

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