h-moll♪diary

東京ジングフェラインという合唱団に所属する rentzの練習日記

2009年04月

数多に存在するアヴェ・マリア

先日、バッハのプレリュードによるグノーのアヴェ・マリアを、
所用あって、探しておりました。
私の持っている、ディスクの中には、
これは、というものがなく、
決定版を求めて、i-tuneのサイトにアクセスいたしました。
試聴もできるし、これなら、求める声に会えるだろうと
思いました。

Ave Mariaで検索したところ、
おびただしい数のAve Maria。
これを、ひとつひとつ視聴しているうちに、
本当に、不思議な気分になってきました。
クリックしては瞬間立ち上り、消えていく音楽たち。
まるで、陽炎のよう。
キラキラとフラグメントが光ります。


グノーのAve Mariaは、私の大好きな曲です。
その曲のカヴァーがこんなに沢山。
こんなに世界中で愛されている。
それは、マリア様を
どんなにみんなが愛しているのか、
ということなのかもしれません。

別にキリスト教の信者でなくても
神聖なものへと、結びつきたい
そういった思いが、人間にはあるのでしょうね。

求める声に会えたかどうか
お話しましょうか。
とても良いと思うものも、ありましたが、
私の思っている、Ave Mariaとぴったり
合うものは、ありませんでした。

まるで、プラトンのいう、
イデアとその灯影の関係のようです。

人間は永遠のものに憧れるのですね。
それが、愛なんだとプラトンは言ってます。

シュテファンのミサのこと

復活祭がやってきました。
このブログも、ちょっと明るい話題にいたします。


今年の1月24日、所はウィーンのシュテファン大聖堂、
福島章恭先生指揮でモーツァルトのレクイエムを
歌ってきたのですけど、

明けて、次の1月25日、日曜日、
私は一人、シュテファンに再び足を向け、
朝、10時からのミサに参列いたしました。

シュテファンの日曜日のミサは、
毎週、オーケストラと合唱が入り、
ミサ曲を、本当のミサを通して聞かせてくれます。

2009年1月25日のミサ曲演目は

ヨハン・ヴァレンタイン・ラートゲーバーの
Missa Sanctorum  Apostolorum
でした。

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次の週の、2月1日は、モーツァルトのc-mollミサだったので、
これも、聴きたかったのですけど、
まあ、そんなに、ウィーンに長居するわけにも、
いかなかったので、聴いたミサはこれだけでしたが、
これが、素晴らしかったのでした。

ラートゲーバーは年表を見ると、
バッハと同時代の人で、
曲の様式も、バッハによく似ていました。

特に、ラートゲーバーのDomine Deus
テナーとバスのデュエットの曲は、
バッハのMass in G major, BWV 236
のGratiasのバス・ソロにとっても
似ていて、あれ、この曲は・・・と
聴いている時に思ったものでした。
バッハのBWV.236は本当に良い曲で、
特に、Kyrieの
遠くから聞こえてくるような祈りに、
心が静まりますし、
Gratiasのゆったりとしたバスの響きに、
いつも私はうっとりしてしまいます。
本当に、素敵なGratiasなのです。
それに匹敵するほどの、すてきなDomine Deusの
デュエットに心を奪われました。

109.jpg


合唱団が素晴らしかったです。本当に、そろっていました。
ソリストも合唱団の一部という感じでしたし。
K&Kの清水さまに問い合わせたところ、
シュテファンのミサで歌っている合唱団も歌手も、
みんなアマチュアだそうです。
オーケストラは、アマチュアではなく、ウィーンのオケの人たちが
回って演奏しているそうですが。
それにしても、本当にアマチュアなんでしょうか・・・。
高温の伸び、低音の豊かさ、
どれをとっても一級の合唱団でした。

ミサの時のオケと合唱団は、
右側のドームに構えていて、
祭壇の上では、もちろん司祭様が
ミサを行っております。

そう、これが普通で、
グランド・コンサートはやっぱり、特別なのです。
オケも合唱も祭壇に乗るのですから。

054.jpg


ああ、しかし、思い出すにつれて、
あの体験は得難いものだったなぁ~と。
本当に、私は、行けて良かった。
一緒に行こうと誘ってくださった方々、
福島先生、小沢先生に
心からの感謝を捧げたいと思います。

そして、世界に復活の喜びを。

血の涙

先日、you tubeを、
バッハの音楽を求めてうろうろしていたら、
いきなり、受難の映像が表れ、
一瞬にして、乗り移り
苦しいけれども、目が離せなくなってしまいました。

顔を覆う、私の手も涙で濡れていました。

映像は、情報量が多く、
しかも、一度見たものは、くっきりと脳に
記憶されます。

それでも、やはり、
私はこれを、ここに置いておきます。
何より自分自身の為に。


http://www.youtube.com/watch?v=muBv-vRmewI

http://www.youtube.com/watch?v=WDV94Iti5ic&feature=related

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