h-moll♪diary

東京ジングフェラインという合唱団に所属する rentzの練習日記

2008年07月

ゲネプロ

7月26日土曜日がゲネプロでした。
練習の前に
プログラムが出来上がって、チラシの挟み込み
があり、後、私は、第一楽屋の係だったので、
ゴミ袋の設置など、いたしました。
(いえ、設置じゃなく、置いてきただけかもしれません・・・)

練習が始まり、
オケ、ソリスト、合唱、みんなそろって
舞台に上がりました。

Kyrieから、順番に通して行きました。
音響は、まずますで、昔の杉並公会堂を知る者には、
まるで、別のホールのようでした。

合唱ファースト・ソプラノのKyrieのKの子音が
良く聞こえないので、出すことを注意され、
セカンド・ソプラノは遅れないように、注意されました。

Kyrieが終わった時点で、コントラバスの位置を少し、
後ろに下げて、調整して、
Christe eleisonに入りました。
美しいデュオと、弦楽器。
弦は、少し、抑えるように先生は指示をだされました。

Gloria
ティンパニ、躍動感をもって。
Et in terra pax
コーラスはいつも、前へ前へ進むように。

Laudamus te
この曲は、プログラムにも、描いたとうり、
ヴァイオリンのソロが入ります。
始めは、スピード感と少し緊張感漂う感じでしたが、
先生は、コン・ミスの東海様に、こころもち柔らかい
音でと指示を出されて、
スピードも少し弱めての通しとなりました。

Qui tollis peccata mundi
コーラスへの指示は、もう少し、音量を抑えて。
セカンド・フルートが埋もれてしまうから。

Qui sedes ad dextram Patris
68小節目のnobis,の後に一呼吸。

Quoriam tu solus sanctus
あれが、コルノ・ダ・カッチャ?とコーラス団員の中で、
ヒソヒソ声が起こりました。
そう、あれがコルノです。
ナチュラル管ではありませんでしたけど、
演奏はかなり難しいのではと、思われます。

休憩をはさんで、コルノ・ダ・カッチャの位置変えが
行われました。舞台向かって左後に落ち着きました。

先生は、音響を確かめるために、
時々、客席の方に走って行って、こちらを向いて
指揮をされましたが、
そうした方が、コーラスの声が良くなったという
事です。いかに、みんな下を向いて歌っているのか
が解るエピソードですが、
次の日、先生の指揮台を少し上げて、みんなの視線を
上に向ける調整がなされました。

Et in unum dominum
ものすごく、速いテンポで通されました。
実際は、もう少し、抑えられましたが。
軽やかで、躍動感があって、素敵な解釈でした。

Crucifixus
オーケストラに、弦を押さえる指から、
血がしたたるようなイメージで弾いてほしいとの
指示を出されました。
一番の悲劇は一番の官能であるとの、お話も出ました。

Et resurrexit
イエスが復活して、大地が、とどろくようなティンパニの
音を要求され、もっと原始的な音と、おっしゃられていました。

Benedictus
声に、もう少し陰りを求められました。

Dona nobis pacem
ティンパニの入りに装飾音が入りました。
最後がそっけないので、もっと踏みしめるように
打つようにとの、指示でした。

この日は、遠した後、
ソロの Qui sedes ad dextram Patris
68小節目のところとEt in unum dominumを
少し直されて、
次の日のリハーサルと本番を迎えることに
なりました。






我が旅は終わらず

時間軸を少しもどします。

7月25日金曜日の練習。

前の週のオケ合わせの問題点を、先生はおっしゃいました。

気が弱くなっているので、前へ進んでいく力がない。
流れに逆らってでも、前へ進んでいく感じで歌わないと、
だんだん遅くなってくる。
特に、Sanctusの三拍子は特に重たかった。

Osanna
81~91に向かって登って行って。

Qui tollis peccata mundi
セカンドのフルートの音域が低いので、
この音が合唱の声で消えないように、
繊細に、抑えて静かに歌って欲しい。

Cum Sancto Spiritu
ソプラノ1の49のAの音、上がりきれてないので、
気をつけること。

Crucifixus 
クレドはCrucifixusを真中にして、シンメトリーな
構造になっている。
前後の配置が一緒で、曲の中心であり、内容的にも中心である。

どうして、この曲が、長調で終わっているのか。
音楽的には、次がニ長調なので、ホ短調から、ト長調に変わって
ニ長調へ移るのが自然であるから。
また、内容的には、
イエスは亡くなるけれども、亡くなった事自体が、勝利である。
それにより、人の罪が無くなるからという意味もある。

Et resurexit
28からの、オーケストラのバッソは、半音づつ上がっていきますが、
これは、Crucifixusで、半音づつ下がって葬られたイエスが
復活し半音づつ上がって蘇っているのを表しているので、
それを心に刻んで、歌うこと。
同じく、60からの半音で上がっていくバッソは、
天に昇っていくイエスを表し、
バスが63で、父の右どなりに、座りました(sedet)と
高らかに宣言するように、歌うこと。
してみると、105からの同じ音型は、
広がりゆくイエスの王国ということなのかもしれません。
それとも、天と地を繋ぐ梯子なのかな、などと、
私は連想してしまいました。

Confiteor
in remissionem peccatorum
罪の許しとなる・・・
歌いながら綺麗になってゆく。

remissionemの音、
罪の音で、不響和音。
これは、17小節目のテナーの冒頭Cisの音と
バッソ・コンティヌオのDの音は半音同士で、不響和音。
これが、次の音Fisで、3全音離れて、3度の響和音となり、
解決される。

バッハの音符は、奥が深く、こんな細部にまで仕掛けがあり、
先生は、これをみんな見ていくのは、後、5年はかかるなどと、
おっしゃって、みんなを笑わせていらっしゃいました。

今となってみれば、後、5年・・・本当にやっていただきたかった。
そんな気持ちなのは、
私だけではありますまい。

コンサートが終わってしまった、
今、切実にそう思っています。
もっと、勉強しなければ。
もっと・・・。

芸術というのは、本当に終わりがなく、
バッハの音楽にも、終わりはありません。
きっと、また歌える。
また会える。
そういう気持でいっぱいです。

これは、決して終わりではなく
ですから、h-moll♪diaryも終わりません。
永遠に続く、音宇宙を辿る旅なのですから。




音宇宙を辿る祈りの旅

それでは、
音宇宙を辿る祈りの旅に出かけてきます。
先生、よろしくお願いいたします♪

Messe in h-moll

本当は、昨日の練習と、
今日のゲネプロの様子を、レポートするべきなのですが、

私が思うことは、今、ここに生きている事の幸せ。
J.S.Bachに対する心からの愛と
神への深い感謝。

Hic est nunc.

サプライズ満載のオケ合わせ

さてさて、7月11日の日記がまだでした。
簡単に紹介します。

この日は、Dona nobis pacem以外、
みんな通しました。

Kyrie1
テナーのテーマで言えば、32小節目、Kyrieの前で切らない。
(つまり、7度の跳躍の前で息つぎをしない。)
ソプラノ1、64小節目最後、ele---から、67sonまで切らない事。

kyrie2
音が上がれば、はりきって大きい声をだす、そんな幼稚な音楽では無い。
時々、音楽が甘くなる。軟な音楽じゃない。もっと、厳しく。
31小節目バスからのkyrieの声は、一説(リリング)によると、
神からの憐れみが到達し、歓喜の声をあげているとか。

Gloria
この時代、天の数は3、地の数は4。それは拍子に表れている。

Etin terra pax
20ソプラノの出だし。22小節のhominibusの後でブレスしないこと。
bonaeの音の跳躍も7度。

Et incarnatus est
最初のEtは大声で歌わないつもりで、出ること。

Et resurrexit
9小節目バスから始まって、アルト、テナー、ソプラノ2、ソプラノ1へと
復活の噂が広がるように、歌うこと。
★★バスのソリ、75小節目、最後の16分音符cumの音は、
「ク・ウm」であって、「ク・ム」と言って、muと最後の音にムを当てない。

★★同じことは、Confiteorのソプラノ1にも言えて、
Confiteor17小節目、-smaですけど、
「ス・マ」と歌わない。Sは子音なので、音は当てられない。
「sマ・ア」と歌うこと。

最後のfinisは美しく広がるように終わること。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、オケ合わせの日がやってきました。
私は、先生のオーケストラの音楽がとても、楽しみでした。
どんな、アーティキュレイションを聞かせてくれるかしら・・・。
きっと、先生のことだから、目をみはる音楽に違いありません。

期待は、裏切られずKyrie1からして、
あの、バッソ・コンティヌオのメリハリついたアーティキュレーションに、
脳天を直撃され、
後は、なんというか・・・
せいいっぱい、ついていっただけでありました。

Gloriaも本当に、くっきりと、美しいオケ。

そしてそして、Quoriam  tu solus sanctus
これです♪
これの後奏をコーラスの入りの為に、演奏して下さったのですけど、
本日は、ホルンの方はお休み。
だったので、ホルン・パートは・・・そう、先生のお声でした♪
もともと、大好きな曲なのに、ファゴットのプカプカする音の上を
先生のお声が~~~~♪ちょっと、遅れて、トランペットの方も、
ホルン・パートを吹いて下さって・・・
なんて、お得な・・・(いえいえ)なんて、素晴らしい共演でしょう。
この日、ここに居た人にしか味わえない醍醐味でした。

ところで、私の聴いた情報によりますと、この曲のホルン・・・
奏者の西内さまが、コルノ・ダ・カッチャで、この曲を吹かれるということで、
もう、もう、もう!期待度、MAXです!
きっと、コルノ魂を爆発させて下さると、思います。

そして、もう一つサプライズが・・・
今回の演奏で、第二部クレドに先立ちまして、
ヨハン・セバスチャン・バッハの息子である、
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハの作曲した
「クレドの為の序曲」を演奏します。
これは、バッハの死後、
36年後にJ.S.バッハの「クレド」だけ上演した時に、
初演した作品です。

私は、初めてこの曲を聴いたのですけど、
始め聴いたとき、J.S.バッハの弦楽の為のカノンの習作を
思い出しました。
この序曲はカノンではないのですけど、
何となく、テーマが似ているのと、
短さと、優しさと。

カール・フィリップ・エマニュエルの作品は、私は大好きなのですけど、
彼の、作品を聴いていると、後のモーツァルトの音楽が、
なんというのでしょう・・・ドイツ音楽として、繋がっている・・・
そんな感じがします。
特に、有名な、d-mollのチェンバロ協奏曲など
聴きますと、お父さんとは、全然違う、時代の息吹が感じられます。

この、「クレドの為の序曲」も、そういった、エマニュエルの
特質が出ている曲で、
その、優しさ、優雅さは、
福島先生にかかると、天国的な趣。
先生のモーツァルトの、優しき楽章を聴く心持がいたしました。

そして、クレド・・・
ヴァイオリンのなんと美しいこと・・・
聴きほれてしまいました。

今回、オケ合わせで、コーラスが注意された事は、
もう少し、積極的に、音楽に参加する事と、
譜面を見て、耳で聞いていると、音楽に遅れるので、
譜面をみないで、指揮を見るという、基本的なことでした。

練習は余すところ、一回です。
今週の金曜日が、最終練習で、
後は、ゲネプロと、リハーサルと本番です。

とにかく、コーラスの皆さんは、
金曜日、肩の力は抜いて、でも、頑張りましょう(^^)
後、本当に少しです・・・。






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