h-moll♪diary

東京ジングフェラインという合唱団に所属する rentzの練習日記

2008年03月

東京ジングフェラインのサイトとGood fridayの練習報告

ご報告が、何件かあります。
東京ジングフェラインのホームページが立ち上がりました。
立ち上げて下さったのは、h-moll♪diaryでも
「ヤマトより愛をこめて」を歌って有名な
H野様です(^^)

本当に、ありがとうございます。みんなの為に
いつもいつも、力になって下さって・・・。
右下のリンク集に、リンクしてありますので、
興味のある方は覗いて見て下さいね♪
一応こちらにも、張っておきます。
http://www.tokyo-singverein.com/


福島先生のリンクも張ってあります。
http://music.geocities.yahoo.co.jp/gl/akiyasu_f

先生の日常や、音楽のこと、レコードの評まで
いろいろお書きになられていて、本当に読み物と
しても面白い日記です。
さすが、プロの執筆家だけあって、文章も内容も
とっても、素晴しい・・・。
何より、やっぱり音楽の事は、特に興味深いです。

実際、先生にどんな風に
いろんな音楽が聞こえていらっしゃるのか・・・
出来る事なら、先生のお耳を貸していただき
その耳で音楽を聴いてみたい・・・
な~んて、思うほど、核心をついた音楽評。

近々改訂版が出る、御本も
とっても楽しみなのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてさて、
優しくダンディなアントニオさま
(ハンフリー・ボガードのように、アクア・スキュータムの
トレンチやスーツがお似合いになること・・・)より
先週の金曜日の練習の報告をいただきましたので、
また、ここに、転載させていただきます。
CDも作って下さるそうで、わ~~(^^)
ワタクシ、欲しいです~~~♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

rentz様
アントニオです。こんばんわ。

3月21日の練習を、rentzさん他何名かの方が休んでおられました。
今回の練習曲目と次回の予定についてご報告します。

体操(今日はいつもにも増して体を緩めることを丁寧にやりました)、
発声練習の後
① ”Dona nobis pacem”
   休憩
② 第1”Kyrie”
③ ”Gloria” ”Et in terra pax”
④ ”Cum Sancto Spiritu”
の順に練習しました。
次回の(からの?)練習について
「それから、前も返しながら”Osanna” 
”Sanctus”やりますのでね」とおっしゃいました。

先生のとても重要でたくさんのご指摘、ご注意について、
rentzさんは毎回見事に伝えてくださっています。
ありがとうございます。
私が書いたら、削るところが選べなくて、全ての先生の言葉を
書いてしまいそうです。

今回の練習から音楽CD2枚に収録してみました。
先生の許可がいただければご希望の方にはコピーして差し上げます。
新しく立ち上るメーリングリストででもお申し付けください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アントニオさま、本当にありがとうございました♪
練習もいよいよ、本番が見えてきましたので、
熱が入りますよね。

何より、発声。
そして、意識して体を弛ませる事の
重要性をひしひしと感じております。
みなさま、福島先生についていきましょう~
そして、何度も、同じ所を注意されないように、
直していきましょう~~♪
まず、エーユスのスと、曲の終わり方だけは
自分も、何とかしたいです(^^;

では、金曜日に・・・♪
花粉が少ないといいな・・・

Palm SundayのOsanna

ところで、今日は、イースター(復活祭)なんですけど、
お話は、一週間前に戻って、
Palm Sundayの日に行われた練習についてです。

このh-moll♪diaryは基本的に、東京ジングフェラインの
合唱の練習の日記なんですけど、
今回は、ミサ・ロ短調にも関係するので
少し、キリスト教会の暦のお話をします。

教会の暦では、復活祭前の日曜日を
パーム・サンデー(棕櫚:しゅろの木)と呼びます。
イエス・キリストが30歳になられて、ガリラヤ湖の周辺からスタートされ、
イスラエル地域を伝道された短い公の生涯の終わりの時期に、
エルサレムの都に入場された日です。
この時に、町の民衆は、
「ホザナ!ホザナ!ダビデの子に栄光あれ!」
と歓迎しました。民衆は上着を脱いで道に敷き,
棕櫚(しゅろ:パーム)の葉を打ち振り、道に敷き、
イスラエル国の救世主としての期待から迎えました。
ところがイエスは、凱旋将軍ではなく、一人のラビ(ユダヤ教の教師)として、
騎馬ではなく、小さいロバの子に乗られて入場されたのです。

そして、それは、受難の始まりでもあります。
イエス・キリストは
その週の金曜日に十字架にかけられ、
三日目の日曜日に復活なされます。

で、それを踏まえた上で、
今回の練習の日記です。

この日は、日曜日でして、臨時練習3時間の長丁場でした。
引き続き、Sanctusを歌っていきました。

バスが、Sanctusと5小節目入る時、ハーモニーにはまらない
声で出やすいので、注意すること。
3小節目からの上三声の三連符の力の流れは
ずっと、同じではないので、停滞のないように。
ソプラノ1は声がペラペラにならないように。

17小節目の5声の和音は、
D-durの輝かしい長三和音で、
レは、(移動音階だとドで)ゆるぎなく
ラは、(移動音階だとミで)輝かしく
ファは、(移動音階だとソで)深みをもって
歌うこと。

17からのバスは、一刻一刻和声の色が
変わっていくのを感じること。
28小節目から、29小節目までの繋ぎの部分も、
とても重要。音楽が変わっていくのを感じて。

福島先生は、とても強く美しい波動を出されていて、
それは、私にも、良くわかるのですけど、
リラックスして、心が開かれていないと
それを受け取る事が出来ないみたいです。
バスは少し通りが悪いと、先生はおっしゃいました。

34小節目バスのDe-usは音は下がるけれども、エネルギーは
増していっているのを、表現すること。
パイプに球をころがすように、
低い所から、上がる時は、エネルギーが少し落ちてから上がる
降りる前には、少し上がって下がる
そんなニュアンスも少し受け取れると良いとも
おっしゃいました。
(しかし、これは、ものすごく難しい・・・)

8分の3拍子からは、各パートで区切って練習し、
153小節目からの上昇していく所も集中して
練習しました。

そして、Osanna。
初めに先生は、前回のOsannaの発音について、
補足をされました。早く口を閉じないのではなく
発音の仕方がちょっと違うと。
Osannaのnは舌を歯の裏にくっつけて発音し
そのまま、音を出して練習しました。

ピアノもなく、Osannaのゆっくりとした、ユニゾンが
部屋の中に響きわたりました。
それは、本当に、不思議な体験でした。
Osannaには、何と言ったらいいのでしょうか、
音に魂が入ってます。

サンスクリット語でいうような、オームの音に似た
聖なる力が、言葉にあるのを感じます。

その音を聞いたとき、私は、今日は
Palm Sundayだというのを思い出しました。
私の脳裏には、イエルサレム入場のイエス様が
浮かび上がっていたのでした。
本当に、美しい瞬間でした。

Osannaの3小節目からのオーケストラが
だんだん盛り上がっていく所を
先生は、喜びが広がっていくようにと
おっしゃいました。
美しい表現だと私は思います。

Osannaを練習し終わって、
帰り道に、
I澤さんと、という事は、次の練習日は、
受難の金曜日ですねと、話しながら
帰りました。

そして、実は、私は受難日の練習には
出られませんでした。
次の月曜日から、花粉症なのか、春風邪なのか
という症状で、
まったく、使い物にならなかったのでした。
(今は、少し良いですが)

という事で、これを読んで、この回の練習に
ついて、教えて下さる、優しいお方・・・
お待ちしております~~~♪





ヨハネとマタイの放映

ところで、
インフォーメーションです。
3月21日金曜日の、NHK芸術劇場
(22:25~0:40 )で
フェルトホーフェン指揮、オランダバッハ協会演奏の
ヨハネ受難曲が放映されます。

これは、是非お見逃しなく!
ケオハナさんの美しい声を聞いて下さいね(^^)

それから、
ライブビデオストリーミングとして、
オランダバッハ協会・フェルトホーフェンの
マタイ受難曲が、今、放映中です。
3月21日頃まで放映の予定。
興味のある方は、
http://www.monteverdi.tv
にアクセスしてみてください。
私は明日の7時からの放映を買うつもりです(^^)
感想は、また後日。

重心を下ろす

まずは、体操から。
末端から始まって、全身の力をだんだんと
意識して、抜いていきました。
腰から下はしっかりと立ち、
上半身は何の力も入れない。
楽譜を持つ手を、上げすぎて肩に力を
入れないように。
体の重さをドンと、下におろす。
寝ている人を持ち上げるのは、とても重たいように、
力を抜いて、重心を全部下に落とす。

これは、武道でも、よく訓練する事なんですけど、
気を上げると、ただ、立っているだけでも、
重心が上に行き、その人は持ちあげやすく、
気を下に下げ、丹田に落ろすと、同じ立っているのに、
重心が下に行き、重くて持ち上げにくくなります。
足が地面にめりこむ、足に根が生える感じと
よく言われます。


Osanna
Osan-と歌いだして、nですぐ口を閉じない。。
出来るだけ、aの母音をのこして、口を閉じるのは
短めに。
(口を閉じるのは、mみたいに全部閉じるのではなく、
nの発音の閉じ方。)

Osannaのリズム。saにアクセント。弾むように。

1コーラスアルト:25小節目のsisの音を
出すように。本来はアクセントでないのですけど、
その音は、とても欲しい音。
1コーラステナー:14から、だんだん音が成長していく
のを感じて声を出す。
1コーラスソプラノ:最後の音は、気を抜かない。16小節目からの
16分音符は、成長していくこと。そう言って先生は
一緒に歌われていました・・・あの、ソプラノの美しいお声で。

2コーラスソプラノ:音が跳ね上がる時には、その前の音に、エネルギーがなければ、
上がれないので、前の音を意識して上昇すること。
2コーラステナー:発声にもっと興味をもって。
2コーラスバス:今回は、一人しかいらしゃらなくて、
ひとりで、果敢に歌って、先生に褒められていらっしゃいました。

63小節目から。
1コーラスバス:16分音符が、みんなおんなじ強さにならないように、
気をつけること。
1コーラスアルト:Osanna in excelsisと何度も来るところは、
輝きが増していくように歌うこと。

★★★曲の終わり方。ぎゅーっと締めないで、力を抜いて
軽やかに終わること。★★★

★★2コーラス63小節目からのOsannaの合いの手は、
歌っていないところでも、体の揺れを止めないで。★★

「90,91小節がこの曲の頂点。それを、意識して
力強く。
それから、すこし、下ってまた、盛り返します。」
そう、福島先生はおっしゃって、そこの所をみんなが、確認
できるように、小沢先生に、ピアノでそこの前後を弾いて頂き、
みんなは、その素晴らしさに、
シーンとなって、聴いていたのでした。
まったく、素晴しい!
アントニオさんのおっしゃるとうりです!!!

今回の練習は、とても重要で、とても為になるものでした。
両先生方に、感謝しつつ、
日曜日の練習にそなえる、私でした。
(しかし、今、自分の声は聞きたくない病がマックスです・・・
美しいコンサートやCDを聴いてしまうと、現実が辛いです(^^;)



練習通信二件

先週の練習ですが、私は、所要あって、
出席できませんでした。
欠席して、今思っていることは、
どんなに、この、ミサロの練習が私の中で
大きな位置を占めているのかという事です。

練習して、その内容を記録する。
それが、私にとって、大きな喜びとなっている
今日この頃。

今回の練習報告は、ブログにコメントをいただきました、
アントニオ様と、
わが友S山さんのメールから、編集させて
いただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

rentz様 アントニオです。
いつもこのブログを参考にさせていただいております。
特に練習を休んでしまった時は大助かりです。
ありがとうございます。
3月7日の練習に珍しくrentzさんがいらっしゃらないのに気がつきました。
私の記憶ではrentzさんが休まれたのは、
ミサロが始まってから確か今回で2~3回目ではないかと思います。
(1年以上殆ど皆勤賞状態、すごいです!)
2006年11月からずっと練習日記も書き続けていただいて、ほんとうにありがとうございます。

休んだ方々のために今回の練習曲と次回の練習予定曲について、ご報告します。
3月7日の練習は
① "Sanctus"
  休憩
② "Osanna"
③ "Dona nobis pacem"
の順に進みました。

① "Sanctus"・・・いつもと同じところを何度も注意されました。
② "Osanna"・・・始め通常のテンポで、次に遅めにパート別に練習しました。
 "Osanna"の練習が終わった後
「次回、"Osunna"だけやるくらいのつもりで徹底的に見て来てください。一週間徹底的にOsunnaを見てくるように」
③ "Dona nobis pacem"
  バスが歌いだしてすぐ”だめだし”がでました。
 「Dona nobis って時にさ、どんな声で歌おうかってのが何も無いかなーーー・・・・・・・・・・・」
始め全員で、次に1列目、2列目と順に練習しました。

練習終了後に再び念を押されました。
「次回、本当に"Osunna"を徹底的に見てくるように」
アントニオはがんばります。

私がバスのせいでしょうか、練習風景の録音を聞いている時、
バス・パートと同じ音形を動く小沢先生の
ピアノの左手の音が印象深く耳に、体に入ってきます。
それは、あたかも独立した、完成された音楽作品を
鑑賞しているようで聞き惚れてしまいます。
小沢先生、いつもありがとうございます。

バッハ合唱曲の最高傑作を練習し演奏できる幸せをかみしめながら、
またその時間と空間を共有することを許可して下さった皆様に
感謝しながら今日は眠りにつきます。
ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アントニオさま、丁寧な練習報告を本当に、ありがとうございました。
本当に、お優しい・・・。

小沢先生のピアノ・・・素敵ですよね。
二声パートの練習のとき、二つのパートを両方弾き
なおかつ、オケパートまで、入れていたピアノを聴いたとき、
私は、のけぞってしまいました・・・。凄い凄すぎる・・・。
本当に、小沢先生と、我らの福島先生は、凄いお方たちです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次に、S山さんからのメールを元にした、練習報告です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

練習反省=SANCTUS固まらず自由に。響き。和音。
中から覇気が湧いてくるように。荘厳に。ハーモニィ。
柔軟な体。喜びに溢れ明るく。キャラクターをかえ大胆に。満ちてくるように..
書き切れません。OSANNAは次回徹底的に!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

S山さん、本当にいつもありがとうございます(^^)
お隣で、いつも、明るく美しい声で歌ってくれて、
ありがとう♪
サテサテ、次回は
rentzもがんばりますですよ~、ハイ!
プロフィール

drecom_rentz

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ