h-moll♪diary

東京ジングフェラインという合唱団に所属する rentzの練習日記

2008年01月

終わり方の重要性


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今回の練習は、Et incarnatus estから。

13小節目Sanctoで、美しく完結してから、
次のex Mariaへ。

Maria virgineはもっと良い表情で。
Ma-と歌っただけで、Mariaと解るような、声で歌うこと。

32小節のソプラノ2は低くならないように、音程に気をつけて。
41小節目から(人となりました)は、立ち上がるように歌うこと。

次に、Crucifixusは
29小節目、Pilatoのtoの音は押さないこと。
ソプラノ、CrucifixusのCru-の破裂音が、弱いので
きっちり出すこと。

テナー、23小節目からのetiamはソプラノ、
アルトと入った後のものなので、その二つのエネルギーを
受けて、ボルテージ高く入ること。

バス、40小節目の入りの、Dの音が聞こえない。
この音は、オケにも無い重要な音なので、
きっちり入りを出すこと。

42のソプラノは簡単すぎるので、もう少し考えて。
全体的に、もっと悲痛さをだして。
出しすぎると、いやらしくなるので、そこいらへんは、
良い趣味(ボン・グーでしょうか・・・)で。

37からの入りのCru-は各パート、入りのスピードを大切に。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後半、Et resurrexitは、
そうとう、立て直さないといけないと、先生はおっしゃられました。
(いや、一度も立ってないかもしれないと、
冗談もおっしゃられましたが・笑)

速くても、良い声で。
アクセントのあるべきところに、ちゃんと、付けて歌わないと、
淋しい感じになってしまうので、気を付けて。

2小節目、ソプラノ1,2の、8分音符と16分音符の三連譜は
3度の響きがアンサンブルで、合せる意識を持たないと、
淋しく聞こえるので、注意。

バス、10小節目の、16分音符の連なりは、入りにアクセント。
アルトが入ってきたら、少し、音量を下げて。
各パート、16分音符の連なりを歌う時は、
顎を動かさないで、横隔膜でコントロールして歌ってくださいとのこと。

アクセントをいかなるときにも、意識して。
15小節の頭の全パートで、reと入る時の、ニ長調の輝かしい
和音が、響いていないので、合わせる意識を持って歌うこと。

20小節目のdieの終わり方、投げないで、力を抜くように。
同じく、111小節目の終わり方も、力を入れないで、美しく終わること。

来週は、バスの74小節目のソロから練習します♪
2、3曲進めるように、各自、練習を・・・(^^)

しなやかであること

今回の練習は、Credo2からの予定でしたが、
テナーの方々が自主練をしていらして、特訓の成果を
披露したいという事で、再びCredo1から始まりました。

テナーは出だしがとっても重要なのですけど、
特訓の成果がバッチリ現われていて、
入りは、ほとんど成功。
素晴しい進歩です。

この曲は前奏もありませんし、
オーケストラも、始めはとっても静かで、編成も少ないので、
最初に出るテナーと、次のバスは責任が重大で、
先生は、この二つのパートは一つの傷もなく
出なければならないとおっしゃって、それに応えようと
両パートのみなさんは、頑張っていたのでした。

バス、ソプラノ1はCredo,in unum Deumのテーマの歌い方が、
イマイチでして、Deumだけ、別個にならないように、
終わりに向かって弧を描かせること。

バス:7,8小節急がないこと、オーケストラのバッソが厳密に
四分音符を刻んでいるそのリズムの土台の上に、建物を建てなくては
ならなくて、上がゆらぐと、建物が壊れるので、リズムを正確に。

ソプラノ1:26のCredoの声は、細くなく、厚みのある声で。
先生が、模範を示して歌って下さったのですけど、
もう、相変わらず、素晴らしい美声で・・・本当に、
どこからお声を出されているのでしょうネ☆

29のGisの音は、上がるパワーが前にないと上がれないので、
前に力を溜めて。

バス:33からの拡大された、テーマは、オルガンで言ったら、
ペダル(足鍵盤)を使った低く圧倒的なメロディなので、
ある程度、音量を持って力強く。
ノン・ブレスに聞こえるように、隣近所の人と相談して
交替に息をして。

ソプラノ2:29のCre-e-e-doのリズムがまだ、出来ていないので、
特にそこは、気を付けて。

アルト:空虚にならないように、声に魂を入れて。

次にCredo2に入りました。

バスはテーマの歌い方が、雑で、何も考えていない
歌い方なので、アクセントの位置を確認して、そこを起点に
膨らみのある歌い方を練習すること。
歌い方、声はしなやかでなくては、ならず、固まらないように。
(イチローのバッティング・フォームのように)

この、テーマの歌い方ですけど、
先生は、Credoと歌う時と、Patremのテーマを歌う時は、声を変えて
とおっしゃいました。

それで、私は、トランペットの音が好きなので、
Patremのテーマの時に、トランペットをイメージして
歌っていたのですけど、なんか、今回それではないような気がしてきて、
一回、レガート気味に歌ってみたら、
先生が、ギロっとこっちをご覧になったので、
これも、違うと(笑)

各自、研究課題だと思いますけど、
次回は、金色の荘厳なイメージで行ってみたいなと。
だって、Patrem omnipotentem(全能の父)というテキストなんですもの。

そして、69visibilium omniumからは、また、違った雰囲気になるのでしょうね。
ああ、私は、ここのテキスト、本当に好きです。本当に本当に。
だって、見えないものが傍にいるのを、常に思い出せるテキストなんですもの。

今回の、特別綺麗な音は
Credo2、21小節目からのバスだけを練習している時の
O沢先生のピアノの音でした。
もう、惚れぼれするくらい、素敵です。
特に、トランペットが入ってくるあたりの音のつぶつぶが、
なんというか、トリルなんか弾かれちゃうと、
頭がクラクラするほど、綺麗です。
別に、フォルテでもないんですけど、音符ひとつひとつが
美しく輝いて際立っているのでした。

次に、Et incarnatus estに入り、
この神秘的な曲を歌っていきました。
13小節目のsanctoの和音は達成感が必要で、
和音で終止する所は、もう少し出来てほしいとおっしゃって、
何回か練習しました。

MariaのMaの歌い方。神秘的であり、高貴であるその御名。

41小節目からは、もっと、決定的な音楽にすること。
(「人となりました」の部分)

Crucifixus
29小節目のPilatoのtoを押し出さない。

CrucifixusとEt resurrexitの冒頭を歌って、今回のレッスンは
終わりになりました。
次回は、Credo2の69小節目あたりから、見直して、
先へ行くそうです♪

哀れな調性感

今年初の練習は、Credoから。

Credo1,2を歌ったのですけど、
きっちりテーマが出ていなく、
ゼンゼン歌えてないようでして・・・

in unum Deumは、切らないで、ワンフレーズで。

テナー:in・・・と入る時に、声にスピードが足りない。
フレーズは初速で進めていって音が下りていくとき
膨らませる。
Credoのクを、破裂音のように響かせ、
フォルテではなく、クリアに発音すること。

バス:Credoのdoは同じように、大きく出さずに少し引く。
4,5小節目急がないように。
33小節目からの、拡大されたテーマを歌う時は、
引き伸ばされた分、ブレスを深く取って出ること。

アルト:38,9、40小節あたりの調性感がイマひとつ。
ナチュラルの時と、シャープで上がった時の色を変えて
欲しい。

セカンド・ソプラノ:CredoのCre-で壁を破って突き抜けて。
in unum Deumとメロディが下がった時に膨らみがないと
バランスが悪い。
29小節目のCre-e-edoの音型は、
ひとつひとつ、輪郭があるように際立たせて。
そこは、5声で歌っていても、埋もれないで聞こえるように、
くっきりと。

ファースト・ソプラノ:メロディ最後の二分音符を
伸ばしすぎないで、ちゃんと切ること。
38~39にかけての調性感。特に39小節目の
Fのナチュラルに気を付けて。

休憩を挟んで、Credo2を丹念に練習していきました。
1小節目からのバスのテーマは、どのパートが歌っても
際立って聞こえるように、声を変えて歌うこと。
バスは力で押さないで、弾力のある声で。四分音符の間に
隙間がなさすぎるので、ゆとりを持って。
Credo と Patrem omnipotentemは声を変えて。ついでのように
歌わない。
potentemの-temと下がった音をきちんと歌うこと。
ソプラノ走って歌わないこと。

それから、Et incarnatus estを歌い、Crucifixus,Et resurrexit
と続けました・・・が、とにかく、歌えてないので、
来週は、Credo2から、出来るだけ進みたいので、
各自、ちゃんとおさらいをして来て下さいと、
先生はおっしゃいました。

で、私などは、おさらいをしようと思って
いろんなCDに合わせて、いろいろと歌ってはみたのですけど、
あ、ここは、オーボエが一緒に吹いていてくれるから、
楽できるなとか、
ここは、誰も助けてくれないから、必死に声を出さなきゃ
ならない所だな、とか、
なんというか、本題と逸れていってしまって(笑)

でも、次は、譜面をもう一度
きちんと鍵盤でとっていって、きちんと確かめて
歌おうと思っています(^^;
(もちろん音取りの時はしてましたけど、
最近さぼっていたのでした・・・)

ウィーン幻想

あけまして、おめでとうございます♪
今年も、どうかよろしくお願いいたします。

今日は、元日でもう少しすると、
ニューイヤー・コンサートが
ウィーンのムジークフェラインで
行われます。

ウチの団の団長や、王子他、4名さまが、
めでたくも、ニューイヤー・コンサートの
チケットを手にしたということで、
まずは、めでたいです(^^)

王子が、手を振ってくれると、
言っていた、ライブカメラの画像は、こんな感じ。
シュトラウス像前。

これは、昨日の画像・・・雨だったみたいですね。

img20080101.jpg


これは、先ほどの画像。

img20080101_1.jpg



まだ現れませんが(爆)

私は、これから、実家(東京)に帰り
ニューイヤー・コンサートを家族と見させていただきます。
今年の指揮者、プレートルさんは、初のフランス人
指揮者だそうで、なんというか、
ちょっと、どうなることか、見てのお楽しみ
だったりします。

それでは、みなさまにとって
素晴しい新年となりますよう、お祈りしております。

最後の写真は、
ムジークフェラインの地下練習場
グラス・ホールです。

012.jpg


ここの踏み段の隙間に
レクイエムの楽譜を落とした御仁がいたなぁ~。
あの、楽譜どうなったでしょうね。

ムジークフェラインの怪人が楽譜を
望んでいたのでしょうか・・・。

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