h-moll♪diary

東京ジングフェラインという合唱団に所属する rentzの練習日記

2007年10月

Il' Sant Alessio

ところで、ゼンゼン関係ないのですけど、
今、現在まだ見られるので、ここにちょっと
リンクしておきますけど、
(見られなくなったら、この文章は消します)

ウィリアム・クリスティ指揮、ランディ作曲「聖アレッシオ」が
フランス3のサイトで無料ストリーミング出来ます。

http://normandie.france3.fr/info/35182852-fr.php

1631年に作曲された作品で、アレッシオが殉教するお話なんですけど、
この舞台では、高音パートがすべて、カウンターテナーで、
なんと、9人登場します。
二幕の真ん中の天使と、
三幕最初の三人の嘆き
三幕フィナーレを、是非見てほしいです~~。うつくし~~~。

Listen

引き続き、Sanctusの8分の3拍子。
バスは137小節目からの、長く伸ばす音符の意味を
解ってほしいと、先生はおっしゃいました。
長く引いていて、力を溜めておいて次の、
145小節からの16分音符で、動きだすのを
感じてほしいそうです。

104小節目のアルトの音はとても、重要で、目立つので
気をつける事。

次に、Osannaを各コーラスごとに、練習いたしました。
みなさん、大分慣れてきたみたいで、
1と2とに分かれて、バスを真中に挟んで
両端がソプラノというフォーメーションをとって歌いました。
この配置で、他の歌をうたうと、とっても面白い感じになります。

Osannaの後に、Credo1,2を歌いました。
Credoのいつも上がりきれない音は、やっぱり、MDを聴いても
上がりきっていなく、本当に課題です。

Credo2は素敵でした。だって、F島先生がトランペット・パートを
歌ってくださるんですもの。
(実は、二度目に聴くものだったりして・・・前にも一回歌って下さっていますが、
何度聴いても、すばらしぃ~~~)
やっぱり、この曲には、トランペットがなくっちゃ~~♪

歌っていると、他のパートを聴けないようですけど、
やぱり、聴かなくては合唱にはなりませんものね。
ゲド戦記の、沈黙のオジオンは、
"To hear,one must be silent."(聴くためには、静かにしなくては)と、
おっしゃっていますが、
合唱の場合それは無理ですし・・・せめて、心を静かにして、
先生の言うことを良く聞いて、
受信機を磨いておかなくては(^^)

ところで、話は変わりますが、
先日の、福島先生と小沢先生の「魂のモーツァルトVol.1コンサート」の
CDの選曲が決まったそうで、ここにお知らせいたします~
http://music.geocities.yahoo.co.jp/gl/akiyasu_f/view/20071029/1193670565

シュピターが全曲入るのとっても嬉しいです~~~♪
さち先生の20番は、あの迫力が、今一度私の元に・・・!
そして、福島先生の緩楽章の、ためいきの出る美しさ・・・。
本当に楽しみです。

苦しくも楽しい音取りの終了

練習が始まる前、両先生方が練習場に入ってこられると、
団員の中から、拍手が起こりました。
「魂のモーツァルト」コンサートの感動が、まだまだ、
さめやらぬ感じで、そのまま、和やかに発声練習に入り、
始めは、Sanctus。

8分の3拍子に入ってからを、各パートごとに、
区切って何回か細かく練習して、
何声か合わせての練習。
ソプラノ1、2だけの合わせ練習の時は、なんだか、
他パートのみなさんから、
拍手をいただいてしまって、
先生も、「大分頑張っているよ」との、励ましのお言葉。
この感じで、もっと、頑張らなくては♪

93小節目から、ソプラノ1、2は上で、優雅に踊るような
メロディがあるのですけど、
下の4声は、16分音符4つと、付点4分音符の
決まった音形があるのでそれを、各々出して、
際立たせること。

休憩の後に、2つのコーラスに分かれて、
Osannaについに入りました。
まずは、全員で合わせて。
次に、1コーラスだけで、
2コーラスだけで。
また、全部合わせて。

福島先生の小学校6年生の時の愛唱歌が
この、OsannaとCredoだったという事です。
ずいぶん、カッコイイ小学生ですね~♪
やっぱり、そうでなくては、ああ素晴しくは
なれないんでしょうか・・・☆

私の小6の時の事を考えてみると
・・・ロマン派バリバリでしたね。ショパンとチャイコ。
父がショスタコを聴いていましたので、一緒に聴いては
いましたが・・・。(で、今でもタコは嫌いになれない)

閑話休題。
Osannaの2コーラスの音も、体の中に入り、
これで、ナント、ミサ・ロの(ソプラノの)音は
みんな取れてしまったという事になります。
ああ~~~~~~こんな、楽しい事が~~~~~もうおしまい?
(苦しかった事もあったけど・・・)

で、これからが、ますます大変で、かつ、素晴らしいという事で、
F島先生(何も、ここだけ仮名にしなくても・笑)、
これからも、よろしくお願いいたします~!みんな頑張りますので(^^)

コンサートの感想♪

2007年10月13日 杜のホールはしもとで行われた、
福島章恭先生、小沢さち先生の
「魂のモーツァルトvol.1」コンサートを聴いてきました。
以下はその感想です。

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ピアノ協奏曲20番ニ短調K.466

私はニ短調は、モーツァルトにとって、運命の調とも言える、特別な調だと思うのですね。
レクイエムやドン・ジョバンニと同じといえば、雰囲気を解っていただけるでしょうか。
小沢さち先生は、ディモーニッシュでアパッショネイトでありながら、
神性を持ったCoolさを漂わせて、この曲を弾いて下さいました。
さち先生はブラームスがお好きだと、個人的にうかがっていたものですから、
もしかしたら、カデンツはブラームスのものかしら、と思っていたのですけど、
ベートーヴェンのカデンツで、本当に疾風怒涛の素晴らしい演奏でした。
3楽章が特に、息をのむ素晴らしさ。聞けて幸せです。

交響曲38番ニ長調K.504「プラハ」

福島先生の「プラハ」
くっきりとした、管と弦の対比が感じられて、
とっても新鮮な「プラハ」でした。
「プラハ」というと、ちょっとふわっとした印象の交響曲だと
思っていたのですけど、陰影のついた素晴らしい演奏でした。
清涼感のある音が、心に沁みました。

交響曲41番ハ長調K.551「ジュピター」

これは、本当に素晴らしかったです。
一楽章、第1ヴァイオリンもピシッと合っていて、一体となって美しく
全体的に調和のとれた演奏でした。
アンダンテ・カンタービレは本当に美しく、緩楽章は先生の本領発揮の
感があるほど、美しく素晴らしかったです。
(もちろん、急もお得意ですが)
終楽章は、私、本当に好きなのですけど、急の疾走感も気持ちよく
つっぱしり、また、戻って神秘性も漂わせながら、
ラストに向かって高揚していきました。
ああ、終わって欲しくない・・・なんて、考えながら。

アンコールのディヴェルティメントもやっぱり、歌うような緩楽章で
本当に、本当に、夢見るように美しい音でした。
これまた、本当に聴けて幸せです・・・。もっともっと
聴きたいです~~。

CDになるのが、とっても楽しみです(^^)

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ここからは、ちょっとパウゼ。

さち先生の、衣装はブルーの美しいブラウスとロングスカート。
シュテファン大聖堂をイメージなさったという、コーディネートで
とってもお似合いでした。

福島先生の御本は二種類、主催側が会場で販売なさっていましたが、
両方とも、会場の分は完売してしまったそうです。
CDも3枚を余すのみ。
凄いですね~~。

で、どんな御本かの、昔の画像をちょっと載せてみます♪
これは、御本発売の、去年の三月、
新宿紀伊国屋の平積みの様子。
もちろん、真ん中の売れていて、へこんでいるのが
福島先生の御本です。
20060331172541.jpg

シュテファン大聖堂での、レクイエム

福島先生のシュテファン大聖堂における
モーツァルトの「レクイエム」ゴールデン・コンサートが
2009年1月24日に正式決定されたそうです。
本当に、これは素晴らしい事です♪
日本人の指揮者および、コーラスがこのコンサートに
出演するのは、初めてなんだそうです。
やっぱり、先生は凄いお方だったんですね☆
      
ウィーンのシュテファンは私も去年12月3日の「レクイエム」
を歌った時に、訪れました。
ああ、素晴らしい体験だったなぁ~
そういえば、シュテファンに行ってて、みんな練習に遅れて、
お目玉を・・・(しまった、変な事思い出してしまった~笑)


今日は、冬のウィーンを思い出して、しばし、かの地に
思いを馳せていました。

bethoven.jpg


これは、ベートーヴェンのお墓の裏側を撮った写真です。
木の向こうにあるのが、それです。

018.jpg


こちらは、闇夜に浮かぶ、ムジクフェラインザール。

010.jpg


これは、モーツァルトの眠る、共同墓地。
(今は公園墓地)
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